授業の中で、「勉強するということにどんな意味があるか」という話を入れるようにしています。
「できれば未来が見えるようになりたくない?」
という話をしました。
料理上手な人は、冷蔵庫の中を見ただけで、何と何を組み合わせてどんな調理をすればどんな味の料理ができるかわかるようになる。それは、ぼんやりとした予想ではなく、確信として。
スポーツの選手のコーチや監督は、メンバーの様子を見てどのぐらいのレベルまで勝てるか、もっと強くなるためにはどんな練習が必要かどうか見えるようになる。
建築士さんは、図面を見たらその建物が立体で理解できるし、
音楽家の人は楽譜を見るだけで、オーケストラの音色が耳の奥に響くようになる。
そんなふうに、その道の「プロ」になると少ない情報だけで、けっこう確実な未来が見えるようになるんですよ。
そのときに大事なのが「知識」と「経験」です。
勉強はその「知識」の部分を鍛えます。
算数・国語・理科・社会が複雑に絡み合って、未来を予想するための脳を鍛えていくことになります。
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